地軸線廻造道

bkt バトルキーボーダータテカワのブログ

【ビルドログ】mpre cp

a bit keysさんのmpre cpを組み立てました。

abitkeys.booth.pm

特徴
  • 9個のキーとロータリーエンコーダを搭載したマクロパッドです。
  • プッシュボタン付きロータリーエンコーダにも対応しています。
  • USB コネクタを3方向に取り付け可能です。レイアウトに合わせて配置出来ます。
  • USB コネクタの位置によって、左手でも、右手でも使用可能です。
  • ベゼルを可能な限り細くし、コンパクトさを追求しました。
  • 全部品を表面実装とし、高さを抑えました。
  • pro micro は使用せず、MCU を直接マウントします。表面実装部品の入門にも適しています。
  • スイッチソケットを採用しており、好みのキースイッチに取り替え可能です。
  • QMK Firmware を使用します。キーマップを自分専用にカスタマイズ出来、柔軟にマクロを構成可能です。
  • VIA にも対応しています。GUI で簡単にカスタマイズ可能です。
  • アプリケーションに設定を最適化し、クリエィティブな作業に集中出来ます。

ビルドガイド

abitkeys.com

方針

忍者っぽくカスタムします。

  • KBDfansさんのSwitch Pads
  • USBコネクタを3箇所に実装
  • Kailh Mid-heightスイッチ(お苦しみ袋2022)
  • 謎のポロンフォームを実装(お苦しみ袋2022)
  • カスタム九字護身法キーキャップ (Designers Mindさん作Ultimate OEM Keycap Generator使用) *1
  • 手裏剣エンコーダノブ*2
  • プレート間は自己融着テープで塞ぐ

下準備

実装前にパーツの準備をします。

1. Kailh Mid-heightスイッチ

スイッチの足をニッパーで切ります。*3

切った後はデザインナイフやカッターナイフで平らにします。

2. キーキャップ・エンコーダノブが問題なく入るかの確認

入らない時はデザインナイフやカッターナイフで削ります。

リーマーがあると詰まったゴミを取り出しやすいです。

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隙間が大きくてグラつく時はテープや接着剤で隙間を埋めます。

埋めすぎた時は削ります。削りすぎた時は埋めます……

3. 研磨

今回は程々で済ませます。

キーキャップは飛び出している部分だけ均します。

エンコーダノブは紙ヤスリを120, 240, 320, 400, 600, 800, 1000の順番に掛けます。

PA12-CFは吸水性が高いらしいので水研ぎはNGみたいです。

4. 塗装

キーキャップはガンダムマーカー銀色を塗料皿に移して筆塗りします。

塗り終わったらスーパークリアーつや消しを薄く噴き付けます。*4

乾燥したら2回目を噴き付けます。

塗装ステーションは猫に爪研ぎをされるので気を付けましょう。

エンコーダノブは刃の部分をガンダムマーカー銀色、その他をガンダムマーカー銀色と黒色を良い感じに調色した塗料で筆塗りします。

塗り終わったらエンコーダノブもスーパークリアーつや消しを2回薄噴きします。

5. Switch Pads

基板に貼ります。

はみ出る部分は切ります。

 

実装

実装はビルドガイドの順番通りに行います。

1. MCU

MCUはズレやすいので、私は丸印を先にはんだしています。

2. Micro USBコネクタ

用意したMicro USBコネクタの1つ、寸法が違いました……

マスキングテープで固定したところ特に問題なく実装できました。

いやー、良かった良かった。

 

3. その他

赤丸部分はスイッチングダイオードとMXソケットの向きが逆です。

4. ファームウェア

電子部品を実装後MCUファームウェアを書き込みます。

QMK ToolboxのMCUをATmega32U4に設定してFlashを押します。

私の環境ではAuto-Flashだと書き込めませんでした。

5. 動作確認

テキストエディタに書き込みが可能か確認をします。

micro USB3方向とも動作に問題がないかも確認しておきます。

6. 謎のポロンフォーム

謎のポロンフォームを貼り付けます。*5

トッププレート-基板間が4mm、基板-ボトムプレート間が2mm、ポロンフォームが約2mmなので、

+-----------------+ トッププレート

--------------------  ポロン

--------------------  ポロン

+------------------+ 基板

--------------------  ポロン

+------------------+ ボトムプレート

の順番で貼り付けます。

7. ネジ止め

ボトムプレートのネジはマステで固定しておくと楽です。

先にボトムプレートの上に基板を設置してからトッププレートを重ねた方がネジ止めしやすいです。

ゴム足を貼っておきます。

8. 自己融着テープ

側面に自己融着テープを巻き付けます。*6

micro USBコネクタの部分を切り出します。

見た目以外にメリットが無いのでオススメしません。

 

完成!

のつもりでしたが、エンコーダノブ短すぎます。使いづらいです。

致し方ないので刃が大きい手裏剣を作成して印刷します。

加工します!

……完成でござる!!

 

この記事はColosseum44 (ALPS軸)で書きました。

*1:

www.thingiverse.com

*2:九字護身法・手裏剣共にFDM 3Dプリンター製 フィラメントはPA12-CF

*3:真ん中の足を切ってはいけません

*4:吸水対策

*5:写真を撮り忘れました

*6:忍者っぽくてカッコいいですね。